YAC2015 情報基盤センター長 企画部門賞:「真鍋ゼミ」チーム

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撮影者:写真サークルFocus 笹田良介

 

こんにちは,YAC運営チームです.

今回は,YAC2015で,情報基盤センター長 企画部門賞を受賞された,「真鍋ゼミ」チームの樫村和可奈さんにお話を伺ってきました.

「真鍋ゼミ」チームは,代表の樫村さんとゼミもサークルも一緒の小泉千晴さんのお二人.

ゼミでは同じ題材を取り扱うことが多かったそうで,YAC以外にもYBC(横浜国立大学ビジネスコンテスト)などの様々なビジネスコンテストに参加していたそうです.

もともとは,4名のチームだったそうですが,当時3年生だったということもあり,「就活は3月からする」と考えていたお二人だけが残ることに.

最後のコンテストとして臨んだYAC.樫村さんたちは,YACから何を得られたのかを探っていきます.

 


 

—— YACに申し込もうと思った動機はなんでしたか?

YACを知ったきっかけは,昨年の運営を行っていた方がゼミでYACの宣伝をしたからです.ちょうど,今までやっていたコンテストも落ち着いたというのもあって,もう一つ出ようかなという軽い気持ちからYACに申し込むことを決めました.当時はアプリに対して特別興味があったわけではないのですが,他のビジネスコンテストでは解決策の一つとしてお手軽な端末であるスマートフォン用のアプリを提案することはありました.それでも,アプリ主体に考えることはなかったので,わからないことも多かったですけど,一から挑戦しようと思いました.

 

—— アプリコンテストに出ることにためらいはなかったですか?

出ることにはためらいはありませんでした.これはランナーズハイみたいなところがあったと思います.ここまで,いっぱい発表する機会がありましたし,案を練る手順もスライドを作る手順も確立されてきていました.このパターンならうまくいくっていうのが徐々にわかってきていたので,自分の能力の確認,念押しという意味で参加しました.ためらいがなかったのは場数踏んだ,というのが一番大きいかもしれないですね.あと,就活前に自分で一から作ったという経験があるのは,自信になるかなと思ったからです.他のビジネスコンテストでも少しずつ自分のやりたいことが掴めてきていて,それをしっかり掴めたら就職の面接でもしっかりと話せるかなって.最悪,賞金を取れなくても,将来に役立つと思っていました.

 

—— 実際,就活で役立っていますか?

そうですね.YACに出る頃は,就職活動どうしようとか考えたこともなかったですし,業界も絞れていませんでした.公務員を受けようと考えていたのですけど,ビジネスコンテスト受けているうちに,自分は公務員より,もっと人前に立って,「これ良くないですか.」「こういう方法でやりませんか.」と提案する方が向いているんじゃないかなって感じるようになりました.小泉にも,「カシムは(樫村さんのあだ名)は公務員向いていないよ.人の言うこと聞けないタイプでしょ.」と言われてしまって(笑).確かに,自分で考える方が好きだなって思い始めていた中,YACに参加していました.だから,今内定もらって行くと決めたところはITベンチャーのコンサルティング営業なんですよ.

 

—— おぉ!これはYACの影響でしょうか?

はい,そうです.審査員にNewsPicks(国内外の経済紙情報を厳選するアプリ)の方がいらっしゃって,懇親会のときに色々お話してくださいました.その中で印象に残ったことに,ロボットで情報をフィルタリングして,その人に最適なニュースをお届けするというのがあって,私達の企画したものに発展できそうだなって思って,とりあえずNewsPicksをスマホに入れました.そしたら,NewsPicksの就活記事がすごい参考になって,そこから就活楽しいと思えるようになりました.その流れで業界研究も始めて,IT関連に行こうと思うきっかけにもなりました.人の縁って不思議ですね.もし,YACに出ていなかったら公務員になっていたかもしれません(笑).親も公務員だったこともあって,最初は,「ベンチャー!?」ってすごい驚かれましたが,最終的には納得してもらえました.これも,プレゼン力をつけたおかげだと思っています.

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撮影者:写真サークルFocus 笹田良介
 

—— 準備にかかった時間はどうでしたか?

企画部門なので,何にしようかって考えている時間が多かったですけど,そんなに苦労はしていません.普段から,集まって話し合うことはしなかったです.いくら考えてもアイデアが出てこない時は出てこないので.1時間のSkypeを3回と,スライドの最終確認を3時間集まってやった程度です.あとは各々の宿題といった感じで,かなり要領よくできたと思っています.小泉も賞金の期待値求めて,時給換算して,それ以上の時間は働かないようにしていました(笑)

 

—— 先ほどお話しにあった,案を練る手順とスライドを作る手順について教えていただけますか?

実は鉄板の企画の仕方があって,「最近,誰のせいでもないけど,ちょっとしょんぼりしたことない?」という話から,「確かに誰のせいでもないけど,もうちょっと解決できないかな」を考えることです.アプリを思いついたのも,峰岡町のサンマ焼き大会を見逃したという私の友達の話から始まって,それを見逃さない方法はないかなって考えたところからです.掲示板を毎日見るのは面倒なことだし,回覧板もない.そうしたら,なんで回覧板がなくなったのかを考えるようにして,案を練っていきました.
スライドを作る手順も,スライドを作る前に伝えたいことの流れを文章で書くようにしていて,これを何枚のスライドで説明するかを考えるようにしています.重要なところはスライドを作って,あまり重要ではないところは口頭で説明するというのを先に決めていました.

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(インタビューでは快くスライドの一部を見せてくださった.スライドを作成した樫村さんには,相手にわかりやすく伝えるために,まだまだ改良したいところがあるようだ.)

 

—— プレゼンは緊張されたと思うのですが,改めてこうした方が良かったなって思うことはありますか?

話し方ですね.ゼミの先生も見に来てくださって,「○○ですよね」「○○しちゃいますよね」という言い回しは良くないと注意されました.気をつけますと言って,就活に臨んだのですが,結局直りませんでした.ベンチャーの人事には気に入られましたけど,仕事するときは気をつけてねと言われてしまいました(笑).
もちろん,緊張もしました.いくら場数を踏んできても,緊張して何を話せばいいのかわからなくなってしまうということもありましたが,そのときは一呼吸を置くというのルーティンにしていたので,どうにかやりきれました.あとは,二人でやっていたということもあって,お互い協力しながらできたことはよかったなと思います.

 

—— お二人のチームワークはどうでしたか?

良かったと思います.お互い信頼しあっていました.今後は,お互い別の道を歩むことになりますが、将来的に,また二人でタッグを組む日が来る気がします.

 

—— YACに参加してよかったですか?

はい.よかったです.なんとなくこういうものが好きだというのが,YACに参加してすごく具体化されました.コンサルティングとか企画というものはひらめく人がやるものだと思っていました.けれども,理詰めで作っていっても案外通じるというのを実感できて,その考え方は変わりました.

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(普段から悩んだらペンを持ってメモを取るという樫村さん.持っていた手帳には就活のこと,コンテストのこと,そして今日のインタビューで話したいことまで書かれていた.)
撮影者:写真サークルFocus 笹田良介

 

—— 最後に,YAC2016に参加しようか悩んでいる方に向けてメッセージをお願いします

何事も,始める前はためらいがあると思います.こうだったらどうしようとか,うまくできなかったらどうしようって誰でも考えてしまうと思います.企画物は特に,既にアイデアを思いついている人と,思いついていない人とでは,モチベーションも違ってくると思います.それでも,みんながみんな同じ人生を歩んでいるわけではないので,一人ひとりが違う体験をしてきていて,掲示板に気づけなくてサンマが食べれなかった私の友達みたいに,みんなとちょっとずつ違う思いつきがあると思うので,そういったものを大事にしてほしいなと思います.
正直な話,私達が考えたアプリも学生が作ってもお金にはならないと思います.誰が運用するのか,誰が提供するのかを考え始めてしまうと学生の私達ではないと思いますが,どこの立場にでもなれるのは学生だけだと思います.会社に入ってしまうと,クライアントのことや会社の利益のことを考えるようになってしまって,自分の日々の思いつきだけに頼って作れるのは大学生の今だけだと思います.また,それを評価してくれる大人の審査員の方々がいらっしゃるのは,すごく良い環境で,楽しいことですよね.
YACに参加することで,私にはこれが向いているかもしれないというのが見えてくるかもしれません.自分は,数字を扱うのが得意だという人もいれば,スライドを作るのが得意だという人もいる.誰かのアイデアを掘り下げていくことが楽しいという人もいると思うので,自分がどの立場に立つことが一番楽しいかを見つけられると思います.この体験ができるのは,YACに応募した人だけだと思うので,自分は何ができるのかに悩んでいる人に是非,挑戦してもらいたいと思います.

 

「真鍋ゼミ」チームの樫村さん.
お忙しい中,ありがとうございました.