YAC2015 企画部門大賞:「ただはなちゃん」チーム

IMG_5204

撮影者:写真サークルFocus 笹田良介

 

こんにちは,YAC運営チームです.

今回は,YAC2015で,企画部門大賞を受賞された,「ただはなちゃん」チームの八木さん(人文4年),横山さん(人文4年),佐藤さん(人文3年)にお話を伺ってきました.

「ただはなちゃん」は,代表の城さん(人文3年),早田さん(卒),高橋さん(人文4年)とインタビューを受けてくださった3名の6人のチーム.

企画したアプリのテーマは「本の貸し借り」.

以前から仲がよく,色々なことに取り組んでいた6人.見事なチーム力はお互いを信頼しているからこそできたもの.

そこに至るまでの経緯と,チームワークの秘密を探っていきたいと思います.

 


 

—— 6人はどこで知り合ったのですか?

八木:うちらは人間文化課程の集まりで,人文祭で日頃の授業などの成果発表をやっていました.人文祭の実行委員をうちと横山と高橋とでやっていて,そのときに翔真(佐藤さん)と城と一個上の早田さんが手伝ってくれたのが始まりです.そこから単純に仲良くなって,呑みに行ったりご飯食べたりする機会が増えて,毎年作成している人文祭の冊子を自分たちで作ろうと集まったのがきっかけです.

—— YAC参加される前から色々活動されて,アクティブだったんですね.

八木:そうですね.
横山:アクティブなメンバーもいればサポートメンバーもいた感じです.八木は尻叩きとして優秀でした.翔真は弁当を買いに行く役割でしたね.
一同:笑.

 

—— YACに応募したきっかけは何ですか?

八木:一個上の早田さんが卒業するまでに,6人で何かもう一個やりたいなと思ってました.
横山:もう一つあるじゃん.
八木:そうだ.はじめは,東京オリンピックのロゴを考えようって決めていて.でも,もう少し入選とかが現実になりそうなものを探していました.そこでYACのポスターを見て,10万ももらえるということを知って,YACに応募することにしました.

—— ちなみに,東京オリンピックのロゴは応募したんですか?

八木:結局出さなかったです.
横山:出さなかったね.
八木:YACに追われてね,出せなかったよね.
佐藤:でも,ロゴのデザインのために,日本ぽいものを30個考えようっていう宿題みたいなのあったよね.
横山:あったね.結局出せなかったけど.
一同:笑.

 

—— 参加されるにあたって,不安とかためらいはありましたか?

横山:そんなことないです.規模が「49チーム!?」ってびっくりしました.
八木:規模が全然わかんなくて.優勝できる,と心のどこかで思っていましたけど.
横山:そうやって楽観視はしていましたけど,それはあえて自分を「いけるやろ」という気持ちにさせていたところがありますね.
八木:そもそも,あんまりコンテストものに応募したことがなく,コンテストで勝つにはどうすればいいのかが分かっていませんでした.だからこそ,それをすごく意識しました.
横山:それそれそれ.
八木:それこそ,他のチームが何をやっていないだろうかっていうことを常に考えるようにはしていましたね.
横山:うちらはさ,自分たちの好きなことをやることは得意だったけど,優勝するために必要なことを考えるというのは初めてだったから,大変だったよね.
八木:うん.あと,審査員からどんな質問が飛んでくるかをシミュレーションしたり,著作権の問題を調べたり,類似アプリが他にないかを調査したりして,詰めが甘いことがないようにしました.
横山:そういうことをやっていくうちに,最初は不安があったけど,だんだん優勝できるじゃないかなって思っていけるようになりました.

 

—— 企画書作るのにかかった時間はどれくらいですか?

八木:横山が仮の企画書を一日で出してくれて,そこから3日間詰めた感じです.他の出場者の人達は昼とか集まってやるかもしれませんが,うちらは基本的に泊まりこみでやるので,夜通し作業していました.
横山:僕,ルーティンがあって,バイト先で掃除機をかけるとアイデアが思い浮かぶんですよね.バイト先がゴルフ場なので,30分くらい掃除機をかけて,その間に「これはいいんじゃないか」っていうアイデアが思い浮かんで,終わったらトイレに駆け込んでアイデアを送っていました.
一同:笑.

 

—— 副賞の10万円はどうされましたか?

八木:一晩で.一人,1万5千円のご飯になりました.
横山:城くんが1万円なくしたんですけどね笑.
八木:9万円をみんなで使って,コース料理を食べました.思い出作りもかねて.

—— どんな料理か想像できないのですが….

横山:すごかったです.魚の頭が(両手を広げて)こんくらいの桶みたいなのに入ってて.
八木:でも食べきれなくて,持って帰ったよね笑.

 

IMG_5195

撮影者:写真サークルFocus 笹田良介

 

—— 自分たちの企画のどこが評価されたと思いますか?

八木:いろんな人に「最初の発想がいい」と言われました.もちろん,発想が良かったというのもあると思うんですけど,今までの冊子作ったりしたという経験から,6人で詰めるという作業が良かったのではないかなと思います.
横山:僕がアイデアを出すと,みんながそのアイデアを叩きにくるので,その5つの関門を突破しなきゃならないというのは常にありました.
八木:そうだね.プレゼン原稿一つ作っても,10回は推敲しました.言葉尻一つとっても細かくやっていましたね.
横山:すごい細かいことまでやったよね笑.
八木:城のデザインに関しても,ほとんど城が作ってくれたとしても,みんなでやっぱり「こっちのほうが良い」って常にやっていました.そういう詰める作業が実は評価されていたんじゃないかなって思います.プレゼン後の,審査員からの質問に対しても,そのおかげで全部対応できました.
横山:大体想定内でしたね.でも,一人だったら手抜きしまくるよね.
佐藤:学校のレポートなんて推敲なんてしないですもんね.できたら即提出ですよね.
八木:六人で卒論書きたいね.絶対いいものできそうだよ.
一同:笑.
八木:やっぱり評価されたのは,横山が出した案に肉付けして精査してっていう流れだと思いますね.このリズムはアプリを作る前からありました.
横山:僕らは常識派と異端派にわかれるよね.
八木:確かに確かに.
横山:6人いるので,みんな同じ方向を向いているわけではなくて,僕と城くんはおかしな方向を向いていて,他の四人がまじめに実務をやっていました.この四人がやると市役所みたいな文章になってしまうし,僕と城くんだけでやると変なものができちゃうので.
八木:だからこそ,みんなでちょうどいい感じ.役割分担してるといえばしてるし,してないといえばしてない.それこそ,みんなで一人みたいな感じのチームでした.

 

—— 苦労したことってありますか?

八木:苦労したことって,最後みんなで風邪ひいたことじゃない?
一同:そうそう笑.
横山:八木が風邪菌を持ってきたんだよ.
八木:風邪引いているのに,深夜に乾燥してて密閉された部屋で作業したからね.
横山:笑.
八木:懇親会のときに,いろんな人に「なんで君たちみんなマスクしてるの?」って聞かれたよね.
横山:発表のとき,声出なかったし笑.
一同:笑.

 

—— その他にアプリの案はありましたか?

八木:近所の人達に「私これができますよ」を知らせることができるアプリは考えてました.例えば,「私ゴキブリ退治できます」を共有しておいて,困ったときに連絡するといった感じのアプリです.でも,防犯的にどうなのだろうかっていう話にはなりました.
横山:あったね.それを本に応用したのが発表したアプリですね.
八木:あと,毎日の生活を豊かにするという観点から,日々の生活を全部ゲームにするっていうのがあったよね.
横山:それ具体的に案として出したっけ?
八木:出してないね.すごいふわっとしてたけど.
横山:歩いたら経験値が入るとか考えてたな.
八木:例のアプリみたいだね.
一同:笑.

 

—— YACに参加したことは就活で役立ちましたか?

横山:面接にプレゼンのスライド持って行ったら,面接とは思えないくらい楽しく話ができました.
八木:うちらは今まで楽しくやっているだけでしたけど,コンテストを通じて,ビジネス的視点も考えるようになりました.懇親会のとき審査員の方に,この人はこういう本を持っているという個人の趣向性に対して広告をしかけると,費用対効果がすごいから儲かるっていう話をしてくださって,そのネタを就活のグループディスカッションでしました.
横山:僕もそれ面接で話したら,「なんで君は起業しないの?」って言われたよ.
一同:笑.
八木:グループディスカッションで,新しい企画を考えたときに「ビジネスにどう展開するか」,「どうやって儲けるか」を話したら,「この30分でそこまで考えられたのはすごい!」って言われました.なので,役立ちましたね.

 

—— YACに参加して良かったことは何ですか?

八木:やっぱり一番は10万円もらえたことですかね笑.
佐藤:10万円ですもんね.
横山:でも結果ご飯になったけどね.
八木:持ってかえったご飯,三日間くらいそれ食べたけどね笑.
横山:今年は30万円とりたいね.一人5万円の飯.中華街の開かない扉みたいなところで食べてみたいね笑.
八木:さっきも少し話しましたけど,就活でアプリの話もできたことは良かったですね.
横山:就活でも,大会のURLがあるからこそ,説得力があるようです.
八木:賞金が10万円というのも面接官が食いついてくるよね.
横山:ちゃんとしてるコンテストだということが伝わるのだと思います.
八木:あとは,やっぱり楽しかったことですかね.
佐藤:思い出にもなりましたし,六人揃ってできる最後のことでしたからね.

 

—— 最後の質問になります.今年もYAC2016が開催されます.参加される方にアドバイス,メッセージをお願いします.

八木:賞金もらえるように頑張ってほしいということと、何より楽しむことだと思います.
横山:うちらは大学生だし,大人が考えないようなアプリを考えてほしいなって思います.
八木:そう,それ.うちらはなさすぎたけど,ビジネス的観点ばっかり考えてほしくないなって思いますね.純粋にあったらいいなっていうアプリを作って欲しいです.
横山:ビジネス的観点は会社入ってから考えてほしいなって思いますね.なによりつまんないですから.

 

「ただはなちゃん」チームの皆さん.
お忙しい中,ありがとうございました.